安定期に入った頃の話(17週~22週現在)
つわりからの解放……?
17週目に入れば、あれほど辛かったつわり症状が驚くほど大人しくなりました。
特に『においづわり』がけろりと無くなったのは、ほんっとうに生き返った心地でした。台所に立てる! 冷蔵庫が開けられる! キッチンを往復しても気持ち悪くならない! やったーーーーーーヽ(*゚∀゚)ノアヒャヒャ
ただ、残念ながら、スンッと体調が元に戻ったわけではなく。
記事を書いている現在は妊娠22週目ですが、なんとなくキモチワルイような、なんとなくダルイような、そんな感覚はまだ残っています。
酷いつわりの時期はずーっと、下痢、下痢、たまに便秘、また下痢! な感じで、胃腸の機能がだいぶ弱っていたみたいですが、そっちはほぼほぼ回復しました。
だから消化器官が弱ってるわけではなさそう。
お腹も少しずつ大きくなってきているので、子宮に胃が圧迫されて気持ち悪さが生まれているのかな、とも思ったのですが、今主に辛いのは、早朝の胃が空になっている時間帯なんですよね。
朝起きて、「んー、まだ朝ご飯には早いな。あっ、昨日皿洗うの忘れてた。今やーろう!」 なんて作業をそのまま初めてしまったら、だいたい途中で胃液リバース。学習してからは、まず果物ひとかけらなりチョコ1個なりを食べてから動くようにしていますが。
うん、『吐きづわり』だなコレ。
なんとなく、この軽いつわりとは出産までお付き合いしなきゃならない気がします。
妊婦健診
20週目に1度、妊婦健診がありました。
妊娠24週(7ヶ月)以降は頻度が上がって、2週間ごとの検診になるのですが、現在は4週間に1度検診をしています。が、この時は、少し予定を繰り上げての診察でした。
なんでも、胎児の心臓の様子を確認するために、この時期が最適なんだそうです。
私は風疹の抗体値が低く、感染していれば子供に心臓の疾患が現れることもあるそうです。それっぽい症状は無かったのですが、たまにウイルスに感染しても症状が出ない人もいるらしく……。少しドキドキしながらエコーを受けたのですが、
先生「心臓にしっかり4つの部屋が見えますねー。順調です^^」
よっっっし!(内心ガッツポーズ)
ちなみに、エコーで顔も確認しようとはしたんですが、子供が握った両手を顔の前から頑なに動かさず「こっちみんな」のポーズを取り続けたので断念。代わりに「うん、これウチの子だわ」と妙な確信が芽生える私。
それと、自分の場合ですが、この時はじめて性別が確定しました。
頭が下になっていたので、音波を飛ばす機材を徐々に上に上げていくと、太腿からお尻の部分が映り、両足の付け根には立派なシンボルが。男の子。そうか男の子かあ。(この時のエコー写真は、診察が終わった後に待合室まで看護師さんが追いかけてきて、「はい、男の子の写真!」と良い笑顔で渡されました。お、おう……)
頭は5センチ。体重は推定300g。どんどんデカくなっています。
こわいなあ……。
今後の話
ようやく安定期に入り、まだ若干の気持ち悪さは残っているものの、体調も文字通り安定しました。
余裕が出てくると同時に、やってくるのが次のステップへの不安。今特に何に悩んでいるかというと……。
筋力の低下
とりあえず、これが目前の課題になってます。
つわりで動けなかったのは5週間。その間に、私の筋肉は大半が消滅しました。もともと運動不足気味だったんですが(外で運動するより部屋でパソコン弄ってたい)、一応こんな私にも筋肉というものはあったらしく、かつてはちゃんと締まっていた太腿も脂肪を支えきれなくなり、持ち上げると、明らかな贅肉がだらんとぶら下がる……。
ヤバ。
見た目ももちろんなんですが、出産や育児は体力勝負。特に出産では下半身の力が必要になってくると聞くので、このままでは本当にヤバい!
かといって、妊婦が運動をしようとすると、腹圧を上げるものは駄目だの、激しいものは駄目だのと、ハードルが高いんですよね。専門家の監修があれば安心なので、妊婦用のヨガにでも通えばいいんですが、それはそれでコミュ障には心理的ハードルが高い……。
そもそも今はコロナ流行最盛期。その手の施設は軒並み閉まってますし、開いてたとしても怖くて行けません。むりです。
比較的安全に行えるのが、ウォーキングや水泳ですが、もちろん市営のプールも閉まっています。
というわけで。
運動キライ、ヤダヨーヤダヨーとごねる心を押し殺し、現在1日1時間のウォーキングを自分に課しています。
つわりで死んでいた5週間の間に冬の厳しい時期も過ぎ去り、今や外は春模様。コロナ自粛で暇を持て余した子供たちや、同じく運動しているご老人たちに混じって公園や散歩道をウォーキングし、たまに見かけた花壇や道端の花をスマホでパシャリとやって、春を感じながらフフフと微笑み……。
隠居したおばあちゃんかな??
という生活を続けています。
おかげさまで体力はだいぶ戻ってきましたが、肝心の筋肉は中々つきません……。めんどくさい……アニメ見ながら腹筋腕立てダンベルトレーニングしたい……。
今何ができるのか
体力は徐々に付けていくしかないんですが、他に、今のうちに何ができるんだろう?
とか悠長に構えている場合ではなく、まあ、やることは山積していますヨネ。
予定日まで順調にいったとしても、出産まであと4ヶ月。つわりの時は、もちろんガチで動けなかったのもあるんですが、「動けないからあとでやろう、あとで考えよう」という先送り欲求もまーあったワケで。
しかし当然ですが、それはもう通用しません。
なにせこんなに動けるんだから! ひぃ、胃が痛いよう……。
- ベビーグッズの準備
- 入院の準備
- 必要になってくるお金の把握
- 出産準備手続き
- 出産後の手続き
- 出産後の行事予定の把握
- 乳幼児期の育児にあたってのトラブルに備えた対応の準備
- 幼稚園や学校についての情報収集
抽象的な書き方になってしまいまいたが、早い段階で必要になってくる上から順に、思いつく準備はこれくらいかなあ。
出産後しばらくのことも、今考えとかなきゃ、産んでしまったらもう色々ノンストップで進んでいって物事を調べてる暇がないんじゃないか、と思っているので。。。
はあ。お金について考えるのが一番気が重いです。避けて通れない問題なので余計に。
先のことを考えるとしんどいなあ。まだ名前も決めてないのに。
うーん、怖い……。
安産祈願と、戌の日の帯祝いの話
ずいぶん暖かくなってきて、ついにもう春かと思えば、夜中の雨で気温が下がって今日は冬に逆戻り。
現在、妊娠21週目。立ち上がろうとする時に、お腹の小さなふくらみがついつい気になって撫でる癖がついてきた時分なのですが、動くのが億劫だとも言っていられないので、家でゲームをしていたいという欲求を振り切りつつ、つわりで落ちた体力を回復するために歩くことを日課にしています。
とはいえ今日はさむい……。冬用のコートを着込んで縮こまりながら歩いていたのですが、昨日までの連日の暖かさで、桜をはじめとした春の花がすっかり咲いてしまっていました。
散歩道で咲いていた鮮やかな花。
紫モクレン、といって、その昔中国からやってきた種類のようですが、これはまだ咲始めでつぼみに近い状態のもよう。葉がなく、背の低い木の枝に大ぶりの花だけが立ち上がるように咲いている姿が、凄く綺麗でした。
さて、今日は少し前の冬盛りに、安産祈願に行ってきた話になります。
安産祈願とは、妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に、社寺にお参りして安産を祈願する風習。社寺で腹帯を頂くか、持参した帯をお祓いしてもらい、それを戌の日にお腹に巻くことで帯祝いをする行事です。
――が、実は厳密には『安産祈願』と『戌の日の帯祝い』は別物だそうです。
『安産祈願』は社寺にお参りをし、『帯祝い』では戌の日に腹帯を巻いてお祝いをするので、本来は5ヶ月目の最初の戌の日に安産祈願をする必要はありません。
私も戌の日の1週間ほど前にお参りをし、あらかじめ帯を貰っておいて、戌の日当日には帯祝いだけしました。
もちろん同じ日に行ってもいいんですが、有名なお寺や神社だと、戌の日は混むんですよね。場所によっては駐車場もぱんぱんになってしまうので、安産祈願は繁忙期を避けていくのも一つの手です。
ちなみに、なんで5ヶ月目なの? というと。
つわりもおさまって安定期に入り、同時にお腹が出始めて腹帯が必要になってくる時期だから。
私は絶賛つわり中(しかも一番ひどい時期)でしたが……。
私のようにつわりが収まっていない妊婦さんもいるでしょうし、決して5ヶ月目に合わせないといけない、ということではないらしいのですが、私の場合は義両親に同行を頼んで、予定を開けておいてもらっていたこともあったので、「まぁ、なんとかなるかな!」と思って強行してしまいました。ただ、家に戻ってから吐いてしまったので、ホントに、あまり無理をするものではないです……。
ちなみのちなみに、戌の日とはなんぞや? というと。
十二で一周する干支ってありますよね。子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)から始まるアレです。
それが年に割り振られていて、今年はねずみ年だとか、誰それが丑年生まれだとか言われているのは皆が知っている話ですが、実はその干支、年だけではなく、日にも割り当てられているらしいんです。妊娠するまで全然知りませんでした。汗
その十二で回るサイクルのうち、戌にあたる日が、戌の日になります。
犬は昔から多産・安産の象徴だったので、それにあやかり、妊娠5ヶ月目の戌の日に「岩のように丈夫になる子どもが生まれてくるように」という願いを込めて岩田帯(腹帯のこと)を巻き、『帯祝い』をする風習が定着したのだとか。
安産祈願は大体の神社やお寺で受け付けてくれているようなので、ご近所の社寺にお願いしている人も多いかと思いますが、大阪北部に在住の私は、義母の勧めで、安産祈願で有名な大きなお寺に行ってきました。
中山寺という、なんと聖徳太子建立したと言われる、日本最初の観音霊場。千年は優に超える歴史を持つ、ものすごく由緒あるお寺です。
しかも、世継ぎのできない豊臣秀吉がここに祈願したら秀頼を授かったというエピソードまであるそうな。
――というは、お参りから帰ってきて、腹帯に同封されていたリーフレットを開いて初めて知ったのですが。汗
そんなエピソードもりもりのお寺ですが、戌の日を避け、なおかつ受付スタートギリギリの朝9時を狙って行ったので、他に参拝者のいないゆったりしたタイミングで祈願することができました。
まず御本堂にお参り。それから脇にある受付所で申込用紙を提出。
祈祷料の8,000円をそこで収めて、お参り自体は思っていたよりも簡単に終わりました。
お札と腹帯はその場でもらえて、お札は1週間後ぐらいに郵送。
私は受けませんでしたが、祈祷殿での特別祈祷も行っているようです。
腹帯(使用済み)と、お守りと護符と、腹帯の扱い方や洗濯の方法を書いてくれている用紙やリーフレットと、次回のお宮参りの申込書。
撮影のために少し降ろしましたが、護符は受付所の巫女さんの言葉に従って、普段は高い場所に立てています。お守りはお財布の中に入れて携帯。
腹帯は、巻き方が少しややこしいんですが、夫に悪戦苦闘しながら巻いてもらいました。
これでお腹の子も、安泰かな。
この一連の行事、これで終わりではないんですよね。
無事に出産できれば、新しい帯を用意してお礼参りにいくことになります。
私はあまり信心深い方でもなく、こういった行事も、本や義両親の話で初めて知ったくらいなんですが、妊娠すると、やっぱり心境の変化が起こるんですよね。
自分の厄払いにはいかないのに、子供のこととなると、神頼みをしたくなる人の気持ちがよく分かる。
刀剣乱舞のおかげで、こういった伝統や風習の大切さを意識するようになったこともありますが……、お礼参りと同時に母子健康を祈るお宮参りをする人も多いようなので、私も子供に晴れ着を着せて、その日に臨めたらいいな。