エグいつわりに襲われた5週間(11~16週ごろ)
遅れてやってくる吐きづわり、においづわり
7~10週目までは、「つわりしんどいな~(呑気)」ぐらいの感じだったんですが、11週に入ると、突然症状が重くなりました。
元々軽めの食べづわりと、寝づわりがあったくらいだったんですが、そこにわりとガチな匂いづわり、吐きづわりがドンと加算。
家事に対しての7~10週目
「気持ち悪いから、ちょっと億劫だなあ。でもがんばらないと」
11週目~
「 む り 」
これまで全く気にならなかったキッチンの匂いを嗅いだだけで、トイレ直行コース。冷蔵庫なんてとてもじゃないけど開けられません。
でも今のアパート、玄関から入るとキッチン直通になっていて、そこを通らないと部屋に戻れないんですよね。だからこの期間、私はマジで部屋の中から出られなくなりました。
だって洗濯機もベランダもキッチンの向こう側にあるんだぜ? もはや洗濯すらできねーよwww
なので、この時期に家事をしたのは全て夫。
料理も買い物も洗濯もゴミ出しも、だいたい毎日吐いてる私の介護も、吐瀉物で詰まってしまった手洗い場の掃除をしたのも、全て夫。もう頭が上がりません。
申し訳ないと思いつつ、完全グロッキーの私にできることは、労うこととお礼を言うことだけだったので、それだけは欠かしませんでした。
ホントにありがとうね……。
ただ、この件のおかげで家事の要領を掴んでくれたのか、私が重度のつわり期間を終えて復帰しても、夫は以前よりも積極的に家のことを手伝うようになってくれました。
怪我の功名というか。
私自身がスキルのない専業主婦で金銭を得る手段はパートくらい、しかも人に仕事を振るのが下手だというのもあって、我が家は今まで、家のことは全部私がやっていたのですが(それも決して完璧にできていた訳じゃないんですが……)、今後子供が産まれた時に夫にはまた色々頼らざるを得なくなる思うので、私自身も改めて家事の分担について考えさせられました。
つわり期間中の生活
この時期を何とか乗り越えられたのは、上記のように夫の尽力が大きかったのですが、他にも色々苦労があったので、思い出せるだけ記しておきます。
どこに行っても何をしても吐き気ちゃんはずーっと胸の中にいたので、まず、吐いても大丈夫な環境を用意しました。
とりあえず手の届くところにゴミ箱を置いて、外出用の鞄には2重に重ねたビニール袋を3セット用意。寝る時は枕元に洗面器をスタンバイ。
外出はほんとに怖かった……。
ただ幸いにも、妊婦健診など、どうしても出かけなければならない用事は何度かあったんですが、外で吐くことはありませんでした。あと、気合と根性で安産祈願にも行ってきたんですが、その時も何とかセーフ。
そのかわり、家に着いた瞬間胃の中身が込み上げてくるので、帰宅してまずやることはトイレに駆け込むことでしたが。笑
因みに、洗面台は詰まる可能性があるし、お風呂は掃除が面倒臭いので、吐く時はトイレに行きましょう。
つわりの時期、食べ物に関して苦労した妊婦さんは多いようですが、私は比較的食べられるタイプでした。
これもほんとに幸いだったと思います。匂いでキッチンには立てないのに、食事の匂いだけは何故かあまり気にならず、水分も摂れていたので。でもこれでこれだけ辛かったんだから、水も飲めずに入院を余儀なくされる人のことを考えると、ちょっと泣いてしまいそう……。
まあ、食べられるといっても、量は元の4分の1に減りましたが。余った食事は全て夫に食べてもらっていました。
あと、匂いがキツすぎるもの・消化に悪いものは流石に無理でしたね。食事量が減ったので、栄養を補う意味で野菜ジュースを飲んでいたんですが、濃くてザラザラした『野菜1日これ一本』なんかは飲むと必ず吐いてしまっていました。
あと、何よりも強烈に印象に残っているのは、それよりも何よりも、げっぷが出ないこと。
すっごく辛かった……。げっぷが出ないってこんなに辛いことだったのか。。。
何かが胸のあたりで詰まっている感じがある。でも降りていかないし、昇ってもこない。ずーっと、ずーーーっとキモチワルイ。それをそのまま放置すると、やがて胃の中身と一緒に上がってくる……。
つわりで胃腸の働きが弱っていたことが原因だとは思います。しかも、外に出られず運動不足だったせいで、それが加速したことも。
そんでもって、妊娠中って口内環境も変わるんですよね。唾液の分泌量は少なくなるし、ホルモンが増えて虫歯菌は大喜びだし、かといって歯磨きはしんどいし。
だから妊婦が虫歯になりやすいというのは有名な話ですが、私の場合、何故かこのつわり期間の昼間は唾液の量が増えました。夜は唾液が減って口の中がカラカラになってたんですが。なんでや??
おかげで唾液を空気と一緒に呑み込んでしまい、よりげっぷの溜まりやすい状態になっていたのではないかと思います。
でも放っておいても出てこない……。
なので、溜まっているな、と思ったら、私は頑張って自分のお腹と背中をさすっていました。
夫に背中をさするようお願いもしてみたのですが、残念ながらそれは上手くいかず、自分の右手でお腹を、左手で背中を、さす、さす……。
わりと効果はありました。
あとは炭酸水。強めの炭酸水をコップ半分も飲めば、だいたいげっぷが出てくれるので、すごーく重宝しました。
なのでこの時期から我が家には炭酸水のストックが出現。まだ若干胸の気持ち悪さの残っている今も、たまに飲んでます。
そんなこんなな生活を、なんと、1ヶ月と1週間。
寝ても覚めても気持ちが悪いこともモチロンなんですが、部屋から出られないストレスによるメンタルダメージもわりかしでした。
普段はインドアオタクで、外に出るより家の中でパソコンの前に座っている方がよっぽど楽しい生き物なんですが、さすがにこの5週間は堪えて、最後の方にはもう、部屋から出たい部屋から出たい部屋から出たいと念仏のように唱える日々を過ごしていました……。
この時に役に立ってくれたものが、前回記事にした、買い集めておいた妊婦向けの本。
この時期にかなり読み進めることができたんですが、おかげさまで、夫のお荷物になっている負い目がだいぶ軽減されました。
私、こんなだけどちゃんと勉強してるよ!一応頑張ってるよ!感を持てたというか。笑
そんなこんなで、その本を読んでる時間1/4、パソコンで趣味のことや妊娠・育児の記事を読み漁る時間1/4、アニメを見る時間1/4、気持ち悪すぎて死んでる時間1/4、ぐらいの生活をしてましたね。
アニメはなぜか、かつてハマっていた『ヒカルの碁』をもう一度見たくなって1話から完走。
昔はヒカル目線で見ていたけれど、今改めて視聴すると完全にサイ目線です。必死な若者が眩しかったり、大人たちの背負っているものや意地、想いにガチ泣きしたり。。。
これぐらいかなあ。
すっかり動けるようになった今や、そんな時期もあったねーという感じですが。当時は『つわり いつ終わる』で検索をかけまくったり、出産までつわりが終わらないかもしれないという可能性に絶望したり……。
わりと切実に、もう経験したくないです……。