胎教で絵本の読み聞かせをしているお話(22週目)
朝日が昇る時間も早くなり、日差しも柔らかくなってきて、おまけに花粉も元気に飛び回り、春らしくなってきました。
おかげさまで散歩から帰ってくると目が真っ赤です。
道端にも春の花が溢れるようになってきましたが……、
すぐ上に豊富な土があるのに、なぜ君はよりによってそこで咲くのか。
現在、妊娠22週目。
最近、明らかな胎動を感じるようになってきました。
つい1週間前までは「ん? これって胎動? いやいつもみたいにお腹が調子悪いだけかな(万年下痢体質)」ぐらいだったのに、今や「あ、こやつ蹴ったな」と確信できるくらいに、ぽこんぺこんと暴れてくれるように。
そろそろ肺以外はだいたい出来上がる頃合いで、耳も聞こえていて、聞こえたものを記憶する能力も発達してきているそうです。
つまり、……胎教スタートだな!
胎教について
胎教って教育的なニュアンスのものかな、と思ってたんですが、安産のための活動全般を指す、広い意味合いで使われているみたいですね。
音楽を聞かせてみたり。
名前を読んでみたり。
夫婦で話しかけてみたり。
軽ーく叩いてみたり。
他に妊婦側のリラックスを促す行動をしてみたり。
軽い刺激を与えると、赤ちゃんの脳が活性化して発達するとか、クラシックを聴かせると効果的だとか、皆色々と試しているみたいですね。
ただ、胎教というのはあくまでも、「そう言われている」「そう信じられている」という程度のものであって、確かな根拠はあまりなく、必須なものでもないようです。
なので、この記事では私なりのやり方を熱く語ろうかと思います笑。
自分なりの実行方法
私のこだわり
私は、あまり子供にああなってほしい、こうなってほしいと理想像を押し付けることはしたくないなと思っています。
勉強ができるならそれに越したことはないし、いい大学を出ていい会社に就職できたのならそれに越したことはないけど、それを親が望んで押し付けることはしたくない。
反社会的な人間になることだけは困るので、やっては駄目なことは教えていくつもりですが、自分がどうなりたいかは自分で選べる人間になってほしいんです。
まだ産まれてもないのに、気の早すぎる話ですが笑。
でも、ひとつだけ拘りたいところがあって、それが
「この子を本を読める人間にしたい」
ということ。
私自身、本を読むことで楽しめたこと、救われてきたことがたくさんあります。
小説に限らず、絵本やら漫画やらライトノベルやら、果てはネット上の記事やらSNSなんかについてもずいぶん楽しんできましたが、まあ、ウチの子なので、漫画やネットに関しては放っておいても自分から触れていくと思うんですよね。
ただ活字に関しては……。
周囲の人間を見ていて思うのですが、文字ばっかりが並んでいる本に対して苦手意識を持つ人って、結構多いみたいで。文字ばかりを読む習慣がなくて、大人になってから本を開いても読めない。どんな内容でも頭に入らない。眠くなっちゃう。そういう人が、一定数いる気がするんです。
もったいないな~。
文字を読んで頭の中に様々な人間や情景をイメージするの、すごく楽しいのに。
そう常々思っていたので、せっかく子供を授かって、今のうちにできることがあるというのなら、やります。
胎教で、絵本の読み聞かせ。
予定はこうです。
産まれたばかりの赤ちゃんはお腹の中で聞いていた音を聞くと安心する、という話を信じて、お腹の中にいるうちに沢山絵本を読んで、読み聞かせのリズムを覚えてもらう。
↓
産まれてからも同じ本を、本の姿を見せながら読み聞かせてみる。
同時に年齢に応じた絵本を色々与えてみて、本に対する好感を持ってもらう。
↓
字が読めるような年齢になってきたら、私の年代でいうハリー・ポッターやダレン・シャンのような、青少年少女向けの文字ばっかりの小説を勧めてみる。
まあ、当たるも八卦当たらぬも八卦、ぐらいの精神ではいきますが、私の見立てでは、多分これでコッチ側に転んでくれるはず笑。
というわけで、
実際に本を注文しました
- フルカラーで味のある絵がたくさん載っている
- できれば童話
- 読み聞かせやすいように、1冊に様々な話が綴じられている
以上三つの条件で探したところ、上の本がベストマッチしていたので、ほぼほぼ衝動買いしてしまいました。そうそうコレコレ、こういうヤツがほしかったの!
キャー分厚い! 365話を謳っているだけあって、なかなかのボリュームです。
イラストは、少なめの話もあれば……
2ページ見開きでふんだんに描かれているお話も。
イラストレーターが40人ほど参加していて、1人3~10話くらいを担当しているもよう。えっ、すごいな。どれもこれも味があって、子供向けだからってサラッとしたイラストの本は避けたいと思っていた私、大満足ヾ(*´∀`)ノ
あとは子供も喜んでくれれば……。
既に5話ほど読んでみていますが、内容は日本の昔話をはじめ、各国の昔話、童話、落語、神話など、多岐に渡っています。しかもファーブル昆虫記やシートン動物記まで!!(大ファン)(ママ大歓喜)
ただ、お話はすべて1ページか見開き2ページでまとめられているので、内容はだいぶ簡略化されています。そこは覚悟しておいて、童話に入る導入の本くらいの認識でいるべきですね。
ウチの子は夜行性らしく、大体夜にぽこんぱかん蹴ってくることが多いので、そのタイミングを見計らって、ちょっとずつ読み進めていきたいと思います。
読み聞かせをしてもらった私の原体験
なんて、書いているうちにふと思い出したのですが。
私は両親共働きだったので、主に同居の祖母が、私と弟の育児を担当していました。
母は小学生の頃に、祖母も中学1年生の頃に他界してしまったので、女親というものを私はよく覚えておらず、イメージもできていません。私の子供に、自分で自分の人生を選べる人間になってほしい、なんて言うのも、どう接したらいいか分からない逃げの精神が多分に含まれているのだと思います。
けれど、薄らとした記憶の中にある祖母は、中々教育熱心な人でした。しかも古風で、漫画やアニメは子供によくない! クラシックや教育にいい読書をするべき! という感じの笑。
そんな祖母の教育の一環として、毎晩本を読んでもらっていたことを、強烈に覚えています。たのしかったんでしょうね。夜、電気を消して、枕元のライトだけ点けて。布団に寝ころびながら、頭を寄せ合って、童話の読み聞かせをしてもらって。
たくさん怒られて、もうこんなおばあちゃん嫌だ!!と思っていたような記憶も薄ら残ってますが(^-^;)
その読み聞かせが、祖母なりの愛情をかけてもらった記憶としてしっかり残っているので、私も私にできる愛情の表現として、子供に本を読んであげたいのかもしれません。
最後に
まあ、大事なのは、強制しないこと。押し付けないこと。楽しんでもらうこと。
教育という色を見せてしまうと、子供が喰い付いてこない可能性はあると思います。それでも読めとがなりたくはないし、怒られながら義務として本を読んでいる子供も見たくないし……。
自分がわりと良い子ちゃんを演じてきた子供で、現在そのせいでコミュ障を発症してしまっているんじゃないかと感じることもあるので、そこは反面教師にします。
そもそも胎教というのは、手段に関わらず、母親や父親が子供への愛情を示す、あるいは子供への愛情を認識するためのものなのかもしれません。
子どもには、人生を楽しんでもらうこと。
それを念頭に置いて、私なりの胎教に臨んでいきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。